【注目ワード】エクソソームって何?
エクソソームは、大きさが約30~150ナノメートルで、細胞から分泌される非常に小さな袋状の小胞です。
エクソソームが知られるようになった当初は、細胞の中でいらなくなったものを小胞の中に詰め込んで、細胞外に排出していると考えられていましたが、2000年代より、この細胞外に排出されたエクソソームがまた別の細胞に取り込まれているということが分かり、新たな細胞間コミュニケーションツールとして注目されるようになりました。
エクソソームには、分泌元の細胞由来のたんぱく質や、DNAやRNAといった様々な種類の核酸などが含まれており、それを情報として内包しながら細胞の間を行き来しています。近年では、このエクソソーム(えくそそーむ)の研究が活発に行われており、まだまだ発展を続けていく可能性を秘めています。